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賑やかな山々
この時期の避暑地は合宿オンパレードである。特に7月下旬から8月上旬にかけては、吹奏楽コンクールの為の強化合宿が集中し、山肌に課題曲自由曲がこだまする。 だが考えてみると、そういった避暑地は何も吹部だけの避暑地という訳では…
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スタンダード奏楽堂デビュー(?)
デュオリサイタルを2ヶ月後に控え、大分古くなった愛器ヘインズのタンポを全取り替えに出し、その間はスペア、つまり以前使っていたリヒャルトハンミッヒを家の奥から引っ張り出して使う事に。長年使っていないのでこれも当然タンポその…
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足跡
1年位前の記事で書いたが、自分が死ぬ時はどんな足跡が残せるのか?という話。 日記を書いたり作編曲したり、演奏を色々なメディアに残したりして、湯本洋司が居たという事を後世に伝えて行ければと思っていた。だが何も名を残さなくて…
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大人の為のグループ・レッスン
5月から6月にかけて、本当に今までにない程のキツいスケジュールが続いたが、それに追い討ちがかかったのがMFLCでの特別プログラム「大人の為のグループレッスン」であった。 5月から毎週水曜日の夜で計8回、つまりドンピシャで…
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橋爪晋平氏のギター・リサイタル
今度のデュオコンサートで共演予定のギタリスト橋爪晋平さんが今年の2月にソロCDをリリースし、その記念リサイタルを聴いて来た。 会場は豊島区にある「雑司ヶ谷音楽堂」。小じんまりとした所にある小じんまりとしたホールであるが、…
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指揮って何だ?
地獄の「リゲティ集」から僅か1週間後、10日のGフィル定期演奏会のプログラムは打って変わってベートーヴェンの第8交響曲とブラームスの交響曲第2番。クラシックの王道みたいなそれであった。 指揮はペーター・チャバというルーマ…
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どうした自分?
「思い込み」とは恐ろしいものである …と実感したのはこれで2回目。先ずは1回目の話。 もう数年程前の事だが、翌日のGフィルの予定表を見ると「ウェーバーのファゴット協奏曲」とある。「お、明日は降り番じゃん。ラッ…
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続・指揮者の振る通りに吹いてはいけない
(昨日の記事の続き) 3.「ピアノ協奏曲」より。 12/8拍子なので指揮者も周りも普通に3×4の4ビートで進む。だが、ピッコロソロだけは唐突にこんなリズム。 これは見ての通りどう考えても変拍子だ。言うなれば8分の6+5+…
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指揮者の振る通りに吹いてはいけない
ところで今回のシリーズでは、これまでにない演奏上のとある経験をした。それは指揮者の振る通りに吹いてはいけないという事。そんな場面が何箇所かあって、これが意外と大変な作業であった。一体それはどういう事か?その内容は主に3つ…
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またまたスライド・ピッコロの話
リゲティ集の3曲目、「ヴァイオリン協奏曲」での1コマ。 先月の記事「スライドピッコロ」で使ったアルミ棒が再び役に立った。但し今回はポルタメントでは使わない。 第4楽章でピッコロのhigh-Dが出てきたのだ。 フルートでは…