-
追悼・前の主人(あるじ)
自分が今使っているフルートは、今から50年余り前に作られたヘインズ社のハンドメイドモデルで、スタジオプレーヤーのS氏から譲り受けたものである。 今から26年前のその楽器の引き渡しの様子は、今でも強烈に憶えている。場所は都…
-
モンペアがあらわれた!
とあるフルート教室。 1人の男の子が1ヶ月の体験レッスンにやって来た。小学校高学年。母親も付いて来て一緒にレッスン室へ。 全くの初心者で、家には母親が吹いていたとかいうフルートが1本あるそうだ。先生はこの親子をひと目見て…
-
戦歿者追悼式2016
今年も早くもこの日がやって来た。確か2週間程前に「明けましておめでとうございます」とか言ってた気がするのに…早いものだ。 毎年この式のBGMを生演奏しているGフィルは、会場の下手奥にセッティングされている。オケの目線だと…
-
和尚さん達の音感
父親が他界してはや10年、命日イコールお寺のお施餓鬼の日なので、毎年お墓参りを兼ねる事ができる。猛暑に悩まされる時期でもあるが、今夏はそれでも少しだけ凌ぎやすかった。 さて、本堂では施餓鬼会(せがきえ)が催される。導師の…
-
筋肉ピアノに見えた将来の展望
リオデジャネイロ五輪が開幕し、連日熱戦が繰り広げられている。 そしてG大では4年後の東京オリンピックに向け、「Summer Arts Japan」というコンサートがあった。前半は五輪に因んでるのかどうかよく解らない曲が4…
-
賑やかな山々
この時期の避暑地は合宿オンパレードである。特に7月下旬から8月上旬にかけては、吹奏楽コンクールの為の強化合宿が集中し、山肌に課題曲自由曲がこだまする。 だが考えてみると、そういった避暑地は何も吹部だけの避暑地という訳では…
-
スタンダード奏楽堂デビュー(?)
デュオリサイタルを2ヶ月後に控え、大分古くなった愛器ヘインズのタンポを全取り替えに出し、その間はスペア、つまり以前使っていたリヒャルトハンミッヒを家の奥から引っ張り出して使う事に。長年使っていないのでこれも当然タンポその…
-
足跡
1年位前の記事で書いたが、自分が死ぬ時はどんな足跡が残せるのか?という話。 日記を書いたり作編曲したり、演奏を色々なメディアに残したりして、湯本洋司が居たという事を後世に伝えて行ければと思っていた。だが何も名を残さなくて…
-
大人の為のグループ・レッスン
5月から6月にかけて、本当に今までにない程のキツいスケジュールが続いたが、それに追い討ちがかかったのがMFLCでの特別プログラム「大人の為のグループレッスン」であった。 5月から毎週水曜日の夜で計8回、つまりドンピシャで…
-
橋爪晋平氏のギター・リサイタル
今度のデュオコンサートで共演予定のギタリスト橋爪晋平さんが今年の2月にソロCDをリリースし、その記念リサイタルを聴いて来た。 会場は豊島区にある「雑司ヶ谷音楽堂」。小じんまりとした所にある小じんまりとしたホールであるが、…