オーケストラ
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困った新人
ふと気がつけば、この数年の間にオケのスタッフがガラッと変わった。インスペクター・ステージマネージャー・ライヴラリアンetc.これも4年前のオケ連加入による運営体制の変化故であろう。 スタッフの仕事はどれもとても大変そうだ…
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100曲
藝フィルの「モーニングコンサート」では、年に4曲ほど作曲科の学生によるオーケストラの新作が披露される。本日の公演でもその一つを演奏してきたが、数えてみたら今日のこの曲が自分にとってのモーニング新作の丁度100曲目という記…
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オケ…この1年
波乱万丈のGフィル2020年度が終わった。一昨日「Jr.アカデミー成果発表会」と称する中学生達のコンチェルト・シリーズを無事に終えて、今年度の業務終了。畏らく何処の大学も何処のオーケストラもそうだと思うが、こんな1年にな…
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不名誉な記録
嘗て、尊敬するフルート奏者で、当時の読売日本交響楽団の首席奏者であった故:小泉剛先生に「オーケストラで演奏する一番の心得って何でしょうか?」と、自分が若い時に質問したら、先生曰く「オケに穴を空けない事だよ。吹けなくても落…
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危険な音楽
先日「アートルネッサンスコンサート」という名称の、若い音楽家達を応援するコンサートが開催された。その中に「本日世界初演」と謳われる新作があったのだが…つくづくこの曲には困り果てた。 パート譜はパソコンで綺麗に印刷されてい…
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「コロナ」に阻まれた「コロン」
2つのスーツケースを抱えて成田空港に向かう。地球の裏側南米にて3年ぶりの演奏旅行がこれから始まる。 5日前からリハが重ねられてきた。自分も片言のスペイン語を勉強してみた。楽器運搬の都合上、どうしても南米大陸に直行という訳…
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見えない敵との戦い
「クラシック音楽のコンサートは満席にしても良い」という“お上”からの御達しが出た。それについての是非はともかく、プロオケにとっては取り敢えず嬉しいニュースであろう。 そんな世間の状況を他所にして、ウチのGフィルの場合はと…
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ソーシャル・ディスタンスとオーケストラ
COVID-19によって前世界が暗黒の霧に包まれている。日本は当初は何とかゴールデンウィークまで我慢すれば、という楽観的な見解だった。ところが実際は周知の通り。感染拡大を防止する策のとして「三蜜を避ける」「他人同士が一定…
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偉大なオーボエ奏者
今年度Gフィルのモーニングコンサート最終公演は、トマジ作曲のトランペット協奏曲とブラームスのヴァイオリン協奏曲というプログラム。後者にて自分は1st.を担当していたのだが、自分の右隣、つまりオーボエの1st.はいつもの団…
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「洗練される」ということは…
先月末の指揮科の学生による学内演奏会のリハから今月の定期演奏会の本番にかけて、ちょくちょくNHKが取材に来ていた。どうやらGフィル常任のT先生がそのターゲットで、Eテレの「ららら♪クラシック」という番組で「指揮者のシゴト…