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元弟子の結婚
結婚式に招ばれたのは何年ぶりだろう?色あせた白ネクタイがその長い年月を象徴していた。ここ数年、いや十数年の間、毎年1回は同じ祝儀袋でも不祝儀用ばかり使っていたが、今回は鶴を象った水引の紅白の祝儀袋を携えて東京の「八芳園」…
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細かい音符群の重要性について
もう…毎回毎回思う事なのだが、 これは昨日の新卒者紹介定期演奏会で作曲科の卒業生によるオケ新作のパート譜の1ページ。 作曲者がどのような効果を狙っているのか知らないが、これらをきちんとさらって演奏はするものの、例えば…
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ウルトラマンとウルトラセブン
約1年程、テレビ埼玉にて毎週金曜日の夜に再放送していた「ウルトラマン」が今日4月13日に最終回を終えた。もう50年も昔の初代ヒーローだが、懐かしくて何となく観続けてしまった。現代の感覚で観るともう突っ込みドコロ満載で、そ…
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子供達の名演と満開の桜
考えてみれば年が明けてから今日までの間に、これまでになく沢山の小・中学生達の演奏に触れてきた気がする。早いところでは先月初旬の「さいたま市ジュニアソロコン」、そして最近では一昨日の「藝大ジュニアアカデミー第1期生成果発表…
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全員が息切れ
先日3月24&25日に開催された「現代舞踊協会」の公演は、2日共大入り満員の大盛況であった。演目は2つあり、前半がストラヴィンスキーの「春の祭典」をBGMとした「体」(たい)というタイトルの創作舞踊(音楽はテープ演奏)、…
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人生を語る音色
先月開催された「プロのアドヴァイスがもらえる発表会」の参加者の中にお一人、とある高齢のご婦人がいた。その方、実は翻訳家だそうで、終演後にご自身が翻訳された小説の文庫本を頂いたので早速読んでみた。それがこれ。 なんとこの小…
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話術
毎年この3月、Gフィルは台東区の音楽鑑賞教室の仕事がある。区内の小中学生を奏楽堂に招いて1時間程のコンサートを3回。音楽の教科書に乗っている名曲をはじめ、楽しいプログラムが並ぶ。また最近は藝大の「ジュニアアカデミー」の受…
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受難節音楽礼拝
1週間後に控えているこの時期恒例「受難節音楽礼拝」。イースターに合わせて、銀座教会の大礼拝堂にて縮小版の「マタイ受難曲」と共に礼拝が行われる。クリスチャンでもあるフルートの師匠の照会でこれに参加するようになったが、自分は…
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三角関係
所謂大手の音楽教室というものは生徒と先生の間に先ず「窓口」というものが存在する。入退会の申し込みや時間についての諸連絡などはこの窓口(=受付)に対して行ない、その担当者がそれを先生に伝える。例えば「電車が止まっちゃったの…
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書く講評と話す講評
今月初めの恒例、「さいたま市ジュニアソロコンテスト」の審査では参加者一人一人に各審査員からの講評用紙が渡される事になっていて〜これはどの大会でもあると思うが〜今回2日間で枚分を次から次へと書く作業は、このテの審査員経験者…