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ウルトラマンとウルトラセブン

約1年程、テレビ埼玉にて毎週金曜日の夜に再放送していた「ウルトラマン」が今日4月13日に最終回を終えた。もう50年も昔の初代ヒーローだが、懐かしくて何となく観続けてしまった。現代の感覚で観るともう突っ込みドコロ満載で、それがまた面白いのだが、時折何と未だに覚えているシーンが出てきたりするので、妙にノスタルジックになる瞬間もあった。
ところで、折しもこの4月13日は母の命日でもあるが、「〜マン」の最終回も何だかジーンとしてしまったが、それ以上に感動的なのが「〜セブン」の最終回:第49話「史上最大の侵略・後編」。これはマニアの間では歴史的名作と言われている。で、当時これを観ていた母が息子(自分)の前で大泣きしていたのを思い出した。
それは、モロボシ・ダン隊員が同僚アンヌ隊員に告白する場面。「僕はね、人間じゃないんだよ。M78星雲から来たウルトラセブンなんだ!」途端にシューマン作曲ピアノ協奏曲の冒頭BGM。要するにもう故郷に帰らなければならないという事で、この画面。

そうこうして、明けの明星に向かって帰郷するセブンに走るダンの映像が重なる最終シーン。

これを観ていた母親は当時未だ30歳手前だったと思う。クソガキだった自分は何でこんなに泣くのか解らず、そんな母を笑っていた記憶がある。
そしてあれから40年以上経った。ネット社会になり、YouTubeという“神サイト”が現れ、改めてこの動画を観た自分がその時の母親と同じ状態になってしまった事は、言うまでもない。


今日は家内、妹とお墓参りをして来た。天国に旅立ってはや21年、命日の度にこんな風にいろいろな事が思い出されるものである。

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