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偉大なオーボエ奏者
今年度Gフィルのモーニングコンサート最終公演は、トマジ作曲のトランペット協奏曲とブラームスのヴァイオリン協奏曲というプログラム。後者にて自分は1st.を担当していたのだが、自分の右隣、つまりオーボエの1st.はいつもの団…
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「洗練される」ということは…
先月末の指揮科の学生による学内演奏会のリハから今月の定期演奏会の本番にかけて、ちょくちょくNHKが取材に来ていた。どうやらGフィル常任のT先生がそのターゲットで、Eテレの「ららら♪クラシック」という番組で「指揮者のシゴト…
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最初と最後
昨日はGフィル、今年度最初のモーニングコンサートの本番であったが、同時に平成最後のモーニングコンサートでもあった。プログラムはアッペルモンド作曲のトロンボーンとオーケストラの為の「カラーズ」、そしてブラームスのピアノ協奏…
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平成を振り返る〜藝大フィル
自分がGフィルに入団したのは1988年。まさに昭和の末期だ。つまり平成の30年間は、自分にとってGフィルの30年間でもある。入団して最初の仕事がオペラだったが、丁度その頃、時の天皇陛下がご病床に伏せられた。世の中はこの時…
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今年度末は「サザエさん」
毎年3月恒例のGフィル、台東区小中学校音楽鑑賞教室では、小学生向けの2回の公演にて「楽器紹介」のコーナーがある。オケの各楽器を紹介する際に、各奏者に何か一節演奏してもらうという、いわば何処のオケにでもある“定番”だが、年…
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2018年、今年の「曲」
今年印象に残った曲の中で、昨年と同じ曲が2曲もある。 1.プロコフィエフ作曲 無伴奏ヴァイオリンソナタこれの第1楽章のみを演奏する機会が1月と7月の2度あった。この曲は何と、例えばオケのヴァイオリンパートが全員ユニゾンで…
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福江島
Gフィル秋の地方公演、第2弾は長崎県五島市だった。恥ずかしながら五島市と言われても、長崎県の何処にあるかは知らず、地図で調べたら何と離島である事がこの度解った次第である。 家から空港まで1時間半、羽田から長崎まで2時間…
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運命と寿命
昨今、若くして癌でこの世を去る有名人が癌で相次いでいる。考えてみれば自分の母親もそうだった。55歳と9ヶ月と7日。あまりにも早過ぎた。 ところで大雑把な計算ではあるが、つい先日、自分はこの母親の寿命を無事超えたことが判っ…
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新国立劇場
ここ数年、Gフィルがこの新国立劇場で演奏する機会が少しずつ増えてきた。直営のオペラ公演などは東フィルや東響などが伴奏しているようだが、Gフィルが担当するのは主にここの研修所関連。つまりここの研修生の発表会的なオペラで、こ…
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2人の対照的な指揮者
今夏、Gフィルにも振りに来たことのある2人の指揮者が相次いで亡くなった。 一人はゲンナジー・ロジェストヴェンスキー氏。2002年春にハイドンのオラトリオ「四季」を振って下さった。印象的なのはリハーサルだ。リハーサルという…