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今年度末は「サザエさん」
毎年3月恒例のGフィル、台東区小中学校音楽鑑賞教室では、小学生向けの2回の公演にて「楽器紹介」のコーナーがある。オケの各楽器を紹介する際に、各奏者に何か一節演奏してもらうという、いわば何処のオケにでもある“定番”だが、年…
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敬愛する我が師匠(5)〜祈り
川崎優先生は静かに旅立たれた。生きとし生けるものは必ず死ぬとは解っていながらも、やはりこの世に“居る”と“居ない”とでは全然違う。ここ数年、全く自分はお会いしていなかったくせに、何だか今は寂しい。寂しくてたまらない気分だ…
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敬愛する我が師匠(4)〜キューピッドのマーチ
川崎優先生は作曲家としても多くの作品を残してくれた。フルートや吹奏楽は元より、オーケストラ・弦楽・オペラ・合唱・ピアノ・そして校歌…etc. 編曲集も多数出版されている。その作風はいろいろある。子供向けの純粋…
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敬愛する我が師匠(3)〜かやぶえ
芸大の入試に受かって間もなく、川崎先生に「僕の会があるんだけど入らない?」と誘われ、二つ返事で入会したのが、先生の門下生を中心とした「茅笛の会」というフルートの会だった。「かやぶえ」と読み、先生のお住まいのある茅ヶ崎市か…
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敬愛する我が師匠(2)〜壮絶な戦争体験
毎年8月6日の朝8時、この日のNHKは朝ドラでなく、広島市の平和公園からの中継がある。言わずと知れた原爆の平和祈念式典である。式典の最中、ずっと後ろでバンドがBGMを演奏しているが、この曲の曲名は「哀悼歌」作曲者は他でも…
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敬愛する我が師匠(1)〜忘れられないレッスン
大学時代、4年間お世話になった師匠:川崎優(かわさき まさる)先生が昨年11月29日、ご逝去された。94歳、天寿を全うされたそうだ。そして昨日、川崎先生を偲ぶ献花式が都内のホテルにて行われ、心から尊敬する我が師匠に、最後…
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ロックとオペラ
中学生の頃は「レコード鑑賞クラブ」に所属していた(部活動ではない)。これは部員がそれぞれ自分の好きなLPを持ち寄って、音楽室でただ聴くだけという、なんともユルいクラブである。別に感想を書かされることもない。静かにさえして…
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ゴーティマー・ギボン
数年前、Amazonで買い物をした時に、何か不本意なボタンを押してしまったのかも知れず、知らぬ間に「プライム会員」になってしまった。それ以来毎年3〜4千円程引かれているので、早く解約しなくてはと思っていたのだが…。あなが…
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2018年、今年の「曲」
今年印象に残った曲の中で、昨年と同じ曲が2曲もある。 1.プロコフィエフ作曲 無伴奏ヴァイオリンソナタこれの第1楽章のみを演奏する機会が1月と7月の2度あった。この曲は何と、例えばオケのヴァイオリンパートが全員ユニゾンで…
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オペラシティと「世の終わり」
先週、義弟が病気で逝ってしまった。割と突然の出来事なので、葬儀を終えた今、ふと省みると一体誰のお葬式だったのだろう?と思える位実感がない。だが、先週は確かに火葬場にて義弟の収骨に立ち会った。自分にとっては告別式での“お花…