-
敬愛する我が師匠(1)〜忘れられないレッスン
大学時代、4年間お世話になった師匠:川崎優(かわさき まさる)先生が昨年11月29日、ご逝去された。94歳、天寿を全うされたそうだ。そして昨日、川崎先生を偲ぶ献花式が都内のホテルにて行われ、心から尊敬する我が師匠に、最後…
-
ロックとオペラ
中学生の頃は「レコード鑑賞クラブ」に所属していた(部活動ではない)。これは部員がそれぞれ自分の好きなLPを持ち寄って、音楽室でただ聴くだけという、なんともユルいクラブである。別に感想を書かされることもない。静かにさえして…
-
ゴーティマー・ギボン
数年前、Amazonで買い物をした時に、何か不本意なボタンを押してしまったのかも知れず、知らぬ間に「プライム会員」になってしまった。それ以来毎年3〜4千円程引かれているので、早く解約しなくてはと思っていたのだが…。あなが…
-
2018年、今年の「曲」
今年印象に残った曲の中で、昨年と同じ曲が2曲もある。 1.プロコフィエフ作曲 無伴奏ヴァイオリンソナタこれの第1楽章のみを演奏する機会が1月と7月の2度あった。この曲は何と、例えばオケのヴァイオリンパートが全員ユニゾンで…
-
オペラシティと「世の終わり」
先週、義弟が病気で逝ってしまった。割と突然の出来事なので、葬儀を終えた今、ふと省みると一体誰のお葬式だったのだろう?と思える位実感がない。だが、先週は確かに火葬場にて義弟の収骨に立ち会った。自分にとっては告別式での“お花…
-
ボナールとテラス
また1人、好きな画家が増えてしまった。サルバドール・ダリ、ルネ・マグリット、そして先月の東山魁夷…等。そして今回、新たにピエール・ボナール。元来、写実・非現実を問わず、割とはっきりした表現法の絵画が好きな自分だが、今国立…
-
レコーディング・レポート(本番編その2)
録音2日目。一晩寝て身も心もリセット気分で、フランクの名曲:ヴァイオリンソナタの録音に臨む。実はこの曲のフルート版は、J.P.ランパル氏の編曲によるインターナショナル社版をそのまま使って、過去二回本番で吹いたのだが、今回…
-
レコーディング・レポート(本番編その1)
いよいよ録音開始。初日はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「クロイツェル」から。会場入りすると、既に入念なピアノ調律がなされている。マイクがセットされ、先ずはマイク・チェック。1フレーズ程吹いては、調整室で聴いてちょっ…
-
レコーディング・レポート(準備編)
自分の初CD「YUMOJAZZ!?」は、作曲・演奏・レコーディングから編集まで全部自分一人で行った、当時の自作の集大成みたいなアルバムであったが、今回の2枚目は、別の意味での「自分らしさ」を追求するそれであると思う。 き…
-
福江島
Gフィル秋の地方公演、第2弾は長崎県五島市だった。恥ずかしながら五島市と言われても、長崎県の何処にあるかは知らず、地図で調べたら何と離島である事がこの度解った次第である。 家から空港まで1時間半、羽田から長崎まで2時間…