藝フィルレポート
35年間在籍した職場の回顧録
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チリって何処?
もう10年以上前の事であるが、藝大フィルに初の海外公演の話が持ち上がった。行き先は何とウズベキスタン。日本のプロオケはちょくちょくヨーロッパやアメリカに演奏旅行に行っているが、こんなマニアックな国には流石に何処も行かない…
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子供達に囲まれて…….
昨日は昨日でGフィルのこの時期恒例、「障害とアーツ」の本番だった。 毎回毎回、このシリーズは実に素晴らしい企画だと思う。何らかの身体の障害を乗り越えて音楽に芸術に勤しんでいる人達を、プロ・アマチュア関係なく紹介し、また障…
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ベルシャザールの饗宴
という曲がある。 曲名からしてあまり良い王様ではなさそうな事が想像できるが、その通りその暴君ぶりが表されたオーケストラ曲である。あまり演奏される機会のない、割と珍しい曲なのだが、自分はこれまでに3回経験している。そのうち…
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咄嗟の連携プレー
長いことオケで吹いていると、噂で聞いていた暗黙のルールとはいえ、本当にこういう事があるんだな〜という出来事があったので、ひとつ記しておく。 昨日のGフィルモーニングコンサートでは、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第…
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ハルサイとチクノウ
Gフィル 第377回定期演奏会が終わった。これまでにない程の満員の大盛況で、とてもありがたい事だ。 今回はプログラムが魅力的だった。ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番とストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」。ラフマニノ…
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オケに入るのって…
先日、Gフィルの入団オーディションがあった。パートは… 何とコンサートマスター。なので、審査員席には大学の指揮科、弦楽科からピアノ科までお偉方が並び、そして我々楽員も同席という、ひときわ厳格なものであった。しかもこれは二…
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コシファンとハシビロコウ
今年のG大オペラの演目はモーツァルトの「コシファントゥッテ」であった。 とにかくこの曲は今風に言えば「神」だ。各曲の旋律・和声・構成・そしてオーケストレーション、全て細部に渡って完璧にできている。 だがそれ故、どうしても…
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戦歿者追悼式2016
今年も早くもこの日がやって来た。確か2週間程前に「明けましておめでとうございます」とか言ってた気がするのに…早いものだ。 毎年この式のBGMを生演奏しているGフィルは、会場の下手奥にセッティングされている。オケの目線だと…
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筋肉ピアノに見えた将来の展望
リオデジャネイロ五輪が開幕し、連日熱戦が繰り広げられている。 そしてG大では4年後の東京オリンピックに向け、「Summer Arts Japan」というコンサートがあった。前半は五輪に因んでるのかどうかよく解らない曲が4…
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続・指揮者の振る通りに吹いてはいけない
(昨日の記事の続き) 3.「ピアノ協奏曲」より。 12/8拍子なので指揮者も周りも普通に3×4の4ビートで進む。だが、ピッコロソロだけは唐突にこんなリズム。 これは見ての通りどう考えても変拍子だ。言うなれば8分の6+5+…