オーケストラ,  藝フィルレポート

戦歿者追悼式2016

今年も早くもこの日がやって来た。確か2週間程前に「明けましておめでとうございます」とか言ってた気がするのに…早いものだ。
毎年この式のBGMを生演奏しているGフィルは、会場の下手奥にセッティングされている。オケの目線だとこんな感じに会場が見える。
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議員さん達はオケのすぐ傍を通って入場、両陛下は(TVで観られる通り)全く反対側から入場される。
若かりし頃はその様子を目を皿のようにして見つめ、「あ、総理だ」「○○大臣だ」とか、“生議員”を面白がって見ていたが、自分ももうこれに20回以上も出ていると、最近は別に目もくれない。
だが今年は何やら「俺ヤだよそんなの〜」と大声でごねてるオッサンがいたので、思わず振り向いて見たら、声の主は片山猫之助議員だった。何か気に入らない事でもあったのだろうか?
今年はちょっと変化があった。もう日本中が知っていると思うが、天皇陛下が生前退位のご意向を示されたので、ここで両陛下にお会いできるのはこれが最後かも知れないと、会場の誰もが思っているのだろう、陛下の退場の際には「天皇陛下万歳!」の声と拍手があちこちから上がっていた。
次に献花。例年は献花をする人一人ひとりに花を手渡す役目は政府の指定する女性係員だったが、今年は戦歿者の遺族の孫にあたる子供達であった。少しずついろいろな点が変わってきているのは、もう71年も経って遺族も高齢化しているからであろう。
ついでに、ここでの演奏料についてもいろいろ変化している。少し前まではこの本番から4ヶ月も位経って、忘れた頃にいきなり現金で配られるので、まるで臨時収入でも得たかのような錯覚にとらわれたものだ。
今では同じように大分経ってから、振込の通知書がポンとポストに入ってくる。その金額も微妙に上下しているような…
因みにこれは去年の通知書。
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