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2016年、今年の漢字一文字

12月になると、世の中は早速今年1年を振り返っていろいろなランキングを始める。幾ら歳月の流れが早いとはいえ、しかしまだあと1ヶ月もある。この1ヶ月の間に今年を象徴するような出来事が起こらないとも限らないのだが。
まあそれは別として、2016年の世相を表す漢字一文字は『金』であった。綺麗な意味での「金」(リオ五輪)・汚い意味での「金」(政治とカネ)・どうでもいい「金」(ピコ太郎の衣装)まあいろいろである。そういえばG大にも昔「金」というフルートの大先生がいらっしゃったな〜と、ボーッと思い出している。
では自分にとっての一文字は?…ちょっと考えてみた。
真っ先に浮かんだのは『影』。これについては後述するが「影」とは今年作曲したフルートアンサンブル曲のタイトルで、我ながらとてもカッコイイ曲である。だがまあ印象的であったものの、この一年の自分を象徴するには、インパクトが少し足りない。
そして、自分にとって象徴的な今年の漢字…それは

だ。
今年はいろいろな「集まり」があった。
4月には地元にてアマチュアのフルートアンサンブルを新しく立ち上げた。名称は「スマイル・フルートサークル」10人程集まり、月2回のペースで活動している。
5月には新宿の村松楽器にて2ヶ月限定のグループレッスンを担当。5人が集まった。所謂講習会みたいな形で、個人レッスン、そしてアンサンブルも楽しんでもらったが、毎回のレッスン計画を立てる作業は慣れるまではなかなか大変だった。そして慣れた頃に終わってしまった(笑)
9月のギターとのデュオコンサート、そして11月のクラリネットとのデュオコンサートでは、沢山のお客様にお集まり頂き、どちらもほぼ満席であった。ありがたい限りである。
そして自分の所属するオーケストラ、Gフィル。正式には「藝大フィルハーモニア管弦楽団」という(今年11月から「管弦楽団」という文字が後ろにくっ付いた)。今年はまた更に多くのお客様にご来場頂いた。ちょっと暇な計算をしてみたが、本拠地奏楽堂にて自分の出番日だけで概算でのべ20,000人の前で演奏していると思う。
このようにいろいろな場面で集まって頂き、感謝の2016年だったが、集まったのは何も“人”ばかりではない。
“音符”も沢山集まっていた。

これは思うに、今年最も印象に残った譜面だな。リゲティ作曲「13奏者の為の協奏曲」より。今年はこの他にも、もの凄く沢山の細かい音符を本番で吹いた訳で。これについても後述する。

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