そこで今回新たに「Final Cut Pro X」という動画ソフトを買ってみた。あれこれ試しているうちに、これは自分の想像を超える凄いソフトだという事が解ってきた。
昨今COVID-19の影響で、音楽動画界でも「リモート・アンサンブル」が酣(たけなわ)であるが、これはオンライン・ミーティングとはまた別で、各人が自宅で撮ったパートを1ヶ所に集めて編集&公開するというもの。この「Final Cut Pro 」はまさにこれにうってつけのソフトであり、自分も本腰入れてこれで編集作業を始めた。
作曲と自録り
先ずはフルート・アンサンブルの為に、このリモート用の曲を「Logic Pro X」で作曲。今回は5パートにピッコロとアルトを加えた計7パート。ライヴ用ではないので、折角だからこれにシンセサイザーや効果音を加える。
ここでいよいよ「Final Cut Pro X」起動。各画面の大きさや位置を微調整しながら、動画を“切り貼り”していく。各奏者のそういった情景の違いは、しかし「リモート・アンサンブル」の特徴でもあるので、敢えてその辺をうまく活かして配置。自分のMacbookは画面が16インチもあるが、それでもかなり細かい作業なので、思わずメガネを外して画面に顔を近づけて…。