楽器・機器・道具

Macbook Proがやって来た

昨年7月末に愛用のMacbook Airがクラッシュして以来、パソコンでの諸作業はずっと我家据え置きのMacでやらざるを得なかった。古いし重いし、いちいちストレスが溜まっていたが、それこそなけなしのこの1台が壊れたら大変!とばかりに慎重に作業をしていた。

すぐに次のMacbookが欲しかったが、“3つの壁”があったのでなかなか購入に踏み切れなかった。その1つは当然“お金”で、兎角Macは高価だ。本体のみならず、ストレージやらメモリやら増設したら更に加算されるし、トドメは10%の消費税。これもかなり痛い。

ただ、自分は一応大学の講師なので、割安な「アカデミック価格」で購入できる。特に嬉しかったのは、音楽やビデオの編集で定番の「Logic ProX」や「Final Cut Pro」等の『教育機関向け』ソフトが信じられない位安くバンドルできる事だ。

年が明けてから漸く最新の16インチモデルを注文。2週間程経ってから我が家にやって来た。

かれこれ半年以上も待ち侘びたブック型ではあるが、かといってすぐに箱を開けて使うという訳にはいかない。というのは、(これが2つめの壁だが)ご存知の通り初期設定がもの凄く大変だからだ。時間的に余裕のある日まで我慢するしかない。こういう時に限って妙に忙しい日々が続くし。

でもやっぱり1ぺん中身を見ておきたいなと、翌日ちょっと箱から出してカパッと開いてみる…すると突然起動した!そう、Macbook Proは開くだけで起動するのだ。あの「ボーン♪」という特有の音がしない。途端にやや暫く此奴に付き合わされる事になる。大抵のデータはクラウドのバックアップから下ろしてくるだけでいいが、Wi-Fi・指紋認証・各種アカウント…とにかくいろいろ一から設定、1時間程してやっと使えるようになってきたか。自分にとって7代目のMacだが、何代目でもやっぱりこの作業は慣れないものだ。

3つめの壁は、前面のパッドで行う「ドラッグ」のジェスチャの違いだ。先代の2013年版Airは3本指のスワイプでできたが、新型はちゃんと「押しながら」でなければドラッグできない。3本指は別の動作になってしまう…って、何を言っているのか理解してもらえないかも知れないが、譜面を作成する身にはとても重要なポイントなのだ。まあ、新型ドラッグにはだいぶ慣れてはきたものの、時折失敗してはすぐ「command+z」(取消)とやったりしている。

性能といい値段といい、この「Pro」は自分にとっての「最終兵器」かなとも思う。DTM(デスクトップ・ミュージック)作業・ビデオ編集・そしてホームページや文書の作成、特にそれ以上の作業はしない自分にとって、これ以上の機能は何も求めていないし。とにかくコイツとは、最低10年は一緒に働いていきたい。

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