楽器・機器・道具

マッククラッシュ

吹部の夏合宿指導で白馬にいたその日の夜、同行していた愛器Mac book Airに突然異変が。
ファイルの保存作業をさせていたのだが、突然「プーッ、プーッ、プーッ…」という音を発し、画面がフリーズしてしまった。フリーズというよりは、今まで見た事のない横線が何本も入って、それがあちこちキラキラと蠢いている。こんなのは生まれて初めてで、嘗ての愛器LC575ですら起こらなかった事だ。

兎にも角にも強制的に電源オフ。触ってみると以上に熱い。これはファンの故障か、先ずは慌てずにそのまま放置して冷ましておく…とはいうものの、気が気でない。合宿に来ているのだ。ここは集中して指導しなければ…。

そうして時間が経ち、改めてスイッチを押してみる…だが、依然「プーッ、プーッ、プーッ」を繰り返して画面は真っ黒のまま。確か、いろんなキーを押しながら起動させる方法があったなと思い出し、検索してみる。症状から検索していくうちに、絶望的な記事が次々と出てくる。

『ビープ音が3回ずつ繰り返して起動しない場合は、メモリの故障が考えられます。しかし現在のMacbook Airはメモリがオンボード(基盤に標準装備)仕様なので、基盤ごと取り換える事になってしまい、高額の修理費用になるでしょう。』高額って幾ら位か?よくある「新品買った方が安い」というレヴェルか?斯くなる上は、帰ったらすぐにAppleの正規修理店に持ち込んで相談してみるしかない。

その結果、答えはズバリ『直らない』との事。自分のモデルは「8万年も昔のそれなので、今は基盤すら作っておらず…」その先はもうどうでも良かった。買った当初は軽いし速いし、快適極まりないと思っていたこのマシンも、いつの間にかそんなに古くなっていたのか…と、妙に納得して引き下がった次第である。

幸い、殆どのデータはバックアップが取れていた。当分の間は多少不便ではあるが、家にある別の旧式Macで作業を進めるしかない。だがこの旧式も正常ではあるものの、とにかく作業が遅い。考えてみればメモリが少な過ぎた。なので、今はメモリを増設して何とか使っている。


今回初めてパソコンの「寿命」を痛感したが、ただ実は思惑もある。このAirと同じモデルのジャンクを何処かで拾ってきて復活させられないかな?と。まあ、機会と時間があればの話だが。

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