レッスン・教室

第16回フルート発表会

新型コロナウィルスの感染者数が大分減ってきて、政府自治体の行動制限がほぼ解除、岸田首相も「外では必ずしもマスクは必要ないかも」と発言している頃に、今回の発表会のプログラム進行表を作っていた。

ところがそれからほぼ1ヶ月の間に、また感染者が増えて来た。所謂「第7波」の到来である。しかし経済活動はストップしないとのこと。従って、7月17日の湯本フルート教室発表会も予定通り開催することにした。

とはいえ、やはりちょっと心配だった。この発表会でクラスターが発生するとはまず考えられないので、そこは大丈夫だったが、例えば会場の埼玉会館側がストップをかけてきたらどうしよう…とか。だがそんな事もなく、結果的に無事に終えることができた。

ここ10年程は発表会は「ソロ」と「アンサンブル」とで交代で開催してきた。今回は「アンサンブル」の順番になるのだが、流石にまだそれはリスキーであるので「ソロ」を続けた。だがまあ二重奏なら大丈夫かもという訳で、白井教室の生徒さんのみ3組程デュエットで出演。計23曲・のべ26名の生徒さんが熱演を繰り広げた。

レヴェルアップ!

相変わらず自分は司会進行・一部のピアノ伴奏・録画録音・そして自分の演奏と、一人何役もやっていた。なので生徒さんの演奏はいつもずっと舞台袖で聴いている訳だが、今回は生徒さんの演奏が特に皆上手に感じられた。2回目以降の出演者は、皆確実に前回よりレヴェルがグン!と上がり、MCをしながらも「おー、上手くなったなー」と思ったものである。思わずマイク越しにそう言いそうになったが、流石にそれはやめておいた。

このレヴェルアップの要因は何か?勿論生徒さん一人ひとりが地道に練習を重ねてきた事にもよるが、やはりあの雰囲気でのメンタルコントロールが少しずつできるようになってきたのかも知れない。

例えばある生徒さん、ステージリハーサルでは高音がかなりスカスカだったので、本番では舞台に出るまさに直前、その生徒さんの楽器の頭部管の接続部を調整してあげた。そうしたら本番は見事に鳴ってくれたのだが、実をいうと自分は調整するふりして何もしていない。やはり気の持ちようなんだなとつくづく思う。

ところで、この発表会は必ず2回休憩を入れ、2回目の休憩の後に我々講師の演奏で〆るというパターンをずっと続けている(前々回まではこの後全員合奏)。その時にはMCを入れたくないので、休憩前にサッと曲解説をしてしまうのだが、身内曰く「お客さん誰も聴いてないよ」との事。そうか、もう休憩とわかった途端、解説などどうでも良く、銘々に行動してしまうのか。これについては次回以降改善しなくてはと思っている。

次回への展望

さて、2019年度まではいつも通りのパターンで開催してきた当教室の発表会だったが、

2020年は全面中止。

2021年は再開、しかし全員合奏・集合写真・打ち上げは無し。

そして今年2022年は集合写真が復活・そして終演後は打ち上げとまではいかないが、お茶とお菓子付きの慰労会を会議室にて1時間ほど開くことができた。久しぶりの語らいが何だかとても楽しく、嬉しかった。

こうして少しずつ再開してきたので、来年は合奏ができるかどうか?期待してみよう。

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