思い出,  日常・趣味

チリ・レポート〜帰路とその他諸々

出発の朝は吐く息が白く見える程寒かった。サンティアゴの6月は1年のうちで最も降水量が多く、このシリーズ中殆ど曇り空、夜もただの1度も星を見る事ができなかったのは至極残念である。皮肉な事にこれから飛行機に乗るって日に雲ひとつ無い快晴となった。とにかく今回7泊したシェラトンホテルに別れを告げ、空港行きのバスに乗り込む。


何だか忙しいチリでの1週間であった。仕事に来たのだから当たり前なのだが、それでも折角地球の裏側まで来たのだから、ちょいちょい暇を見つけては近場にちょいと足を伸ばして散歩したりお土産を買ったり。

マポチョ川とコスタネラセンター・タワー
シェラトンホテルから東に歩いた新市街では、彫刻の森よろしく青空美術館があり、興味深い彫刻やオブジェが沢山展示されており、無料で入れる企画展もあった。
     
高く聳えるコスタネラセンター・タワーの1階はいわば日本の「イオンモール」みたいな所で、ここでの商品にはある意味カルチャーショックを受けた。
チリといえばワイン。その量はとにかく凄い。このシリーズ、自分も随分飲んだが、とにかくどれもこれももの凄く美味しい。しかも値段も手頃。お土産に買って帰った事は言うまでもない。
    
ケーキやチーズの売り方もハンパない。一人どころか何人で食べても食べきれない大きさだが、とにかくとても美味しそう。チリには「ボンッ」「ドカン」という体型の人をよく見かけるが、なる程なと思う。多分「腹八分」という概念は無いのだろう…健康にはあまりよろしくないと思うのだが。
 
一方こちらは旧市街にあるお土産街。古そうな店屋が並ぶが、殆どの店でクレジットカードが使える。チリの名産は、ワインの他には銅製品とラピスラズリという青い宝石。他にも南米独特のポンチョや織物等、ここにいるとあれもこれもと目移りして大量に買ってしまう。ゲネプロと本番の間で買いに来たのだが、つくづくもっと居たかった。


そんな思い出と(あそこも行きたかった、あれも買いたかった)という心残りを胸にバスからまたアンデスの美しい山並みをボーッと眺める。来た時と同じく、またパリ経由でトータル31時間の旅がまっている。これでも往路より2時間短いか(苦笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です