日常・趣味

潮時(その2)

新年早々「潮時かな」なんて思っていることがある。それは年賀状だ。

年賀状については丁度3年前に同じ記事を書いたが、その時はまだ年賀ハガキ1枚52円、しかし今や最安で60円にまで跳ね上がっている。悪いが、潮時だなと感じる理由の一つはこれだ。

もう一つは管理する手間がかかるということ。誰にどんなデザインで(仕事の都合上デザインは3種程に分けている)いつ出したか?相手から先に来た場合、返信したかどうか?二重送りしていないだろうか?また今年喪中の人は?…等。失礼なことがあってはならないし。

表面裏面共、印刷自体はもうすっかり楽な時代になった。今では宛名さえ郵便局が刷ってくれるそうである。忙しい年末には嬉しいサービスであるが、手紙はそもそも自動になるとその分心は離れるものだ。そんな風にして両面共全く手書きの痕跡なく、事務的な年賀状が最近とんと増えた。出した相手の中には、最早ウチに送ったという意識すらないであろう人もいるかも知れない。同じシーズンに2回送って来ちゃう人などはその類であろう。

という訳で、我が家も今年は年賀状をグンと減らした。お世話になっている方々には例年通り年賀状を出したが、そうでない方は今回はメールでご挨拶。ただメールはメールで、それなりにデザインに工夫をしなければと思っているので、そんなに簡単でもないが。

「新年のご挨拶は今回を以て終了とさせていただきます」という年賀状も来るようになった。多分同じような事を考えている人達が沢山居るのだろう。

その代わり、ウチの生徒さん達には新年のレッスン時に「お年賀」と称して、ちょっとしたお菓子をお渡しする事にした。簡単な年賀カードを添えて。

同じ手間とお金をかけるなら、こっちの方がいい。何より、年が明けてからゆっくり作業ができるし。

昨年は目の前にあったマンションが解体されて更地となり、その結果我が家から見える初日の出の時間が早まる筈だった。しかし結果はご覧の通りで、基本的には晴れたものの、妙に不吉な雲に覆われ、元旦は何かすっきりしない空であった。

何とも幸先の悪い令和2年のスタート、という感じである。
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です