理想のカバン

土曜日 , 20, 7月 2019 理想のカバン はコメントを受け付けていません

笛吹きの悩みの一つに「いいカバンがない」ってのがある。フルートのケースはH足部管付きともなると42.5㎝位になり、これがすんなり入るビジネスバッグだと、横幅が最低43㎝は必要で結構な大きさになる。

勿論楽器だけでなく、楽譜・ペンケース・メンテナンスセット、更に自分の場合ノートパソコンやらiPhoneやら同居し…従って結構な重量となり、手提げやショルダーだと耐えられないので、リュック機能の付いている3Wayタイプの鞄を買い求める事になる。

ここでまたひとつの難関に当たる。大抵の3Wayタイプは背負う時に鞄が縦型になる…という事は中でフルートも縦になる訳で、この状態で運ぶ時の振動がずっと伴うのはもの凄く楽器のメカには良くない。だから横型に背負う3Wayともなると、更に品数は絞られてしまうのだ。嘗てはこのテのバッグは必ず店頭で探して、実際に自分の楽器ケースを入れてみたりしていたのだが、その辺のカバン屋には最早全然置いていない。これはいよいよ特注かな、なんて思っていたが、ネット上では検索すればそれなりに商品が上がってくるものだ。とりあえず仕様をよーく見て、よく考えて買って使ってみるしかない。

そうして2年前にネットで購入し、つい最近まで使っていた先代は撥水加工とはいいながらも、雨の日はやはり中の物がじんわりと湿ったりする。全体的に何だかフニャフニャしているので、あちこち薄い板で補強。そうなると今度はそれだけ重くなってしまう。
だがそれでも勢いよく背負ったり肩掛けしたりで酷使していたある日、金具の部分が疲労でバキッ!と折れて派手に鞄を落としてしまった。中の物はどうなったかというと、フルートは右小指のEsキィが曲がっていたし、Macbookも端っこがちょっとひしゃげていた。全く、メーカーに責任取って貰いたいところだ。

常日頃から使い勝手が悪いと感じつつ我慢して使っていた先代は、この後もあちこちほつれ続け、このままではもっと酷い目に遭うなと危機感を感じていた矢先、大手買い物サイトの「期間限定バーゲン」にてたまたま見つけたのがこの鞄だ。

横型3WAY/レザー&合成皮製/H29×W45×D15cm

早速購入してみた。

自分がまず気に入ったのは、これがいわば背負える「ダレスバッグ」だという点。ダレスバッグとはアメリカの政治家ジョン・フォスター・ダレスに由来する鞄の種類で、自分も以前から欲しいなとは思っていたのだが、いかんせん手で持つ1WAYしかなく、いつも手が出せなかった。

あとは容量だ。とりあえず必要な物を全部詰め込んでみる。思いの外コンパクトに纏まったが、コンパクトということは出し入れが簡単ではなく、ある程度のコツが必要でもある。不思議なのは、かなりしっかりした造りなのに、こうして運んでみると前の鞄よりも意外と軽い事だ。とにかく思ったよりも沢山入る事は確かだ。
もう一つ、多分どのメーカーも気に留めなさそうな事だが、背負い紐は使わない時に見た目が結構みっともない。今回のは3WAYというより、手持ちかリュックかという異色2WAYなのだが、紐をちょいと付け替えるだけでショルダーにもなり、その辺がとてもスマートなのだ。

という訳で、今のところだが、これまで使ったどの3WAYよりも気に入っている。まあこれからどうなるか、、、であるが。