オーケストラ,  藝フィルレポート

戦没者追悼式2019

またこの時が来たか…という感じである。

奏楽担当の我らGフィルメンバーは、靖国神社の大鳥居の麓付近に集合して、いわば入館証ともなる花の紋章を受け取る。たまに雨の降りしきる中で傘さして集まる日もあったが、今夏は定番の晴天&酷暑であった。武道館に入館するまでは完全団体行動。その後の流れはまさに例年通りである。

・入館後、係員による楽器チェック(危険物が入っていないか)。
・10時半から30分位、会場リハーサル。
・11時半に本番体制で集合。
・ 11時50分開式。ここから15分間はTVで放送される通り
・献花(この間GフィルはBGMを演奏)の後、午後1時頃閉式。

…と、ここまでは毎年毎年同じ事の繰り返しなのであるが、今回から決定的に違う事、それはご存知の通り天皇陛下が交代された事だ。正午の黙祷後の最初のご発声には、自分も思わず耳を傾けたが…
意外と小さなお声、、、やはり緊張しておられる?と思いきや、2フレーズ目からは普通の音量に戻った。どうやらマイクの音量が弱かったらしい。ミキサー痛恨の調整ミス。

令和の“ナマ陛下”は自分はこれが初めてではなく、20年位前に別の仕事で遭遇した事がある。この歳月が風貌に表れていたのはまあ無理もないが、やはり立派なお姿であった。

帰りはもう、それぞれ自由に現地解散。さるべくサッサと引き上げないと、混雑してなかなか敷地から出られなくなるのだ。

ところで、会場の日本武道館はこの直後に改修工事が入り、来年は使えなくなる。既に建物のてっぺんには足場が組まれていた。

来年は何処でやるのだろうか…。

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