日常・趣味

台風と大雪

…結局、今回の台風は想定を上回る勢力だったという事か?

今月12日から13日にかけて、日本列島の半分を荒らしまくって行った台風19号だが、その何日も前から予報は「来るぞ来るぞ」と警告していた筈だ。そのひと月前に、主に千葉県に被害をもたらした15号の恐ろしさを皆知っている筈だ。人々は前日に緊急用のグッズを買いまくり、当日は殆どの施設やイヴェントが閉鎖・中止になり、自治体は朝から避難所を開設し…皆がこうして身構えていた筈なのだ。

それなのにこういう事になった。我が家も全ての窓に目張りをし、水を溜め、停電にも備えた。幸い何の被害も無かったが、自分としては心の何処かに「何だまた台風かよ〜」みたいな甘い考えが無かったかと、少し反省している。

千葉で停電が続いたりゴルフ場が倒壊したりと、前回15号はとにかく風が凄かったようだ。なので、今回も特に風には用心していた。しかし実際、19号はまあ風もクレーンを折り曲げる位強かったが、それよりも雨が凄かった。ただ、これも「もの凄い雨量ですよ」と予報では言っていた。しかしながら、そんなに大量に降るという事がどういう事なのかは「風」程は理解していなかった。

翌日、自宅から5km程離れた所にある河川敷に行ってみた。土手の上に人々が群がっているので、嫌な予感がして登ってみたら、信じられないような光景が目の前に広がっていた。これが大雨が降るという事なのか。

実は自宅の近くにも川があるのだが、越水するほどではなかった。しかしもしここも溢れていたら、大量の水がうちの集合住宅にも流れ込み、恐らくライフラインの何れかに支障をきたしていただろう。「確実に大雨が降るぞ」と知らされたら、大事な物は濡れなさそうな所に上げといて、被害が無かったら「何だ、大した事無かったじゃん」とブツクサ文句を言いながら元に戻す…ってのが理想なのである。

夏から秋にかけては「台風」だが、冬は「大雪」だ。これだって被害が出る。建物が壊れたり、車が動かなくなって物流が途切れたり、通勤ダイヤが乱れたり。常に“スケジュール”で動いている我が身としては、これも大いに困る事である。
厄介なのは、これらの空からの過剰な贈り物の到来が今後も更にあり得るという事だ。これまでたまたま、本当にたまたま仕事には支障は無かった。過去には頑張って何とか仕事場に辿りついた事もあるが、とにかく仕事はできた。
今後はどうなるか?大地震は予測不能だから話は別として、地球温暖化がどんどん進んでしまっている今現在、これらの異常気象にはいつも最悪の事態を予測して行動すべきなのであろう。

2012年3月1日の彩湖公園

2019年10月13日

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