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藝大フィルとの35年(その11)さよなら藝大
他にもつれづれなるままに思いついた諸々を挙げて、このシリーズの打ち止めとしよう。 楽員会 入団時に勧められて何となく入ったのが「楽員会」である。読んで字の如し、藝フィルの楽員による組織で「会員相互の親睦と共済を図る」とい…
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藝大フィルとの35年(その10)黄金時代の終わり
信じ難い“私物化” 昨年、元藝大フルート科教授のS.K先生が他界した。自分も大学院時代はお世話になったが、その当時は相当あちこちで活躍されて忙しかったせいか、自分がS.K先生のレッスンを受けたのはトータルでせいぜい4〜5…
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藝大フィルとの35年(その9)泥まみれのオーディション
衝撃的な募集要項 一昨年の4月のある日、藝大のホームページに「フルート奏者募集」の要項が張り出された。大変驚いた。パートナーであるOさんが定年退職されるので、その後任の募集なのだが、日付といい課題曲といい、全て勝手に決め…
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藝大フィルとの35年(その8)シフト係
退職するまでこれをずっと自分がやってきた訳だが、最初はいつ頃からだったのか…それは覚えていない。「シフト係」とはつまり、誰がどの曲でどのパートを吹くかを管理する役なのだが、自分がオケに入りたてのバリバリの新人時代は一体ど…
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藝大フィルとの35年(その7)営業部長
1994年位から数年の間、それまでは薄っぺらかったGオケの定演パンフレットがやけにページ数が多くて厚ぼったかった時期がある。中を開いてみると今までには載らなかった「座談会」というコーナーが入っている。そしてその登場人物の…
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藝大フィルとの35年(その6)下に載っている上の人達
部長と運営委員会 藝大フィルは2017年に「日本オーケストラ連盟」の準会員となり、創立して120年以上も経ってから漸く他のプロオケの仲間にして貰えたが、他と決定的に違う点はまず国立大学に所属している事。そして事務局の他に…
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藝フィルとの35年(その5)歴代外国人指揮者考察
フランシス・トラヴィス 1989〜1994 客員教授 【テンポ感】 無いに等しい。1小節とて保てない。 【表現力】 あまり無い。が、第九の終楽章で「ヘェ〜、此奴にも少しは音楽があったのか」と思う瞬間が1回だけ。 【効率性…
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藝大フィルとの35年(その4)棒を振る人/棒に振る人
「オケ連」に加入したら、組織を変えなくてはならないことは先述の通りだが、その中に「常任指揮者を立てる」というのがある。Gフィルでは高関健先生・山下一史先生・そして迫昭嘉先生だったが、高関先生はこの3月で退職され、現在首席…
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藝大フィルとの35年(その3)飽和状態
Gフィルは他のプロオケに比べるとかなり稼働時間は少なく、基本は1シリーズあたり週3回、月・水・木曜日の午前中のみ。これはモーニングコンサートと指揮科関係のスケジュールで、定期演奏会やオペラ公演・また他の特別演奏会ともなる…
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藝大フィルとの35年(その2)究極の選択
他のプロオーケストラは今や65歳まで延長雇用が可能だし、藝大内でも例えば常勤クラスや、非常勤講師は67歳位まで在籍できる。 だが、藝フィルは60歳でクビ。契約は1年ごとの更新で、社会保険も厚生年金も福利厚生も何にも無し。…