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YouTube活用法

ネットに繋がっているだけで、いろいろな動画や音楽が自由に鑑賞できるYouTube。こんな便利な世の中になるとは、全く予想していなかった。
自分にとってこのYouTube、ただ鑑賞するだけではない。むしろ鑑賞する為だけにサイトを開く事はあまりないかも知れない。別の意味でもの凄く役立っている。それは凡そ次の3つの用途がある。

[1] 未経験の曲をやる事になった場合、曲想やテンポの変化等参考にする為に開く。有名無名に関わらず、検索をかければ大抵の曲はアップされている。今や自分だけでなく、音楽に何がしかの関係がある人は、普通にこういう使い方をしているであろう。
ちょっと昔までは音源を求めてCDショップや図書館によく足を運んだものだ。だが、図書館で借りた場合、返さなければならない。ついその期日を忘れて、よく催促の葉書が来てしまい「ヤベ〜」なんて思ったものだが、最近はそんな訳で全く来なくなった。

[2] オケの練習所にある掲示板には、予定されている各シリーズの日程と編成がバッと貼り出されている。自分も当然それを見て、フルートは何本必要か、ピッコロやアルト等特殊楽器は?等、曲毎に細かくチェックしていく訳だが、実は必ずしもその編成表が正しくない事もごくたまにある。何となく「これは違うかも…」と、勘で判るのだ。また、日程は出ていても、編成はまだ出ていない場合もある。スケジュールを組む際に、これでは結構困るのだ。
そこで先ずはペトルッチ等の楽譜サイトでスコアを探す。ここで見つけられたら、後はフルートパートを細かく目で追ってチェックしていく。
見つけられなかった場合、ここで次に開くのがYouTubeだ。
その曲のコンサートの様子をくまなく凝視し、フルートが何人居るか、何か持ち替えたりしていないか、映っていなくともピッコロの音とかしていないか、何回もチェックする。
何とも原始的な方法だが、これには意外と何度か助けられているのだ。例えば、ある曲では何処にもフルート奏者が座っていないし、音も聞こえないので、「降り番」だという事が編成表が出る前に判ったり、編成表にピッコロは出ていないのに、ピッコロ持ち替えだという事が判明したり。

[3]フルート・アンサンブルや木管五重奏用に何か編曲する場合は同じく音源として活用している。元がオケやピアノ曲でスコアがある場合は別だが、そうで無い場合は大体検索して再生して、耳コピで編曲していく。
「耳コピ」とは曲を聞いて頭で譜面化していく作業で、そこは学生時代に猛特訓された「聴音」がこうして役立っているが、人間の記憶なんて曖昧なもので、うろ覚えで記譜してもちょいちょい細かい所が違っている。YouTubeは1秒単位で時間の流れが示させるので、カーソルをちょっと戻して何回も再生しては譜面の手直しができるから、もの凄く便利だ。
それこそ昔はカセットテープレコーダを使い、巻き戻しては巻き戻し過ぎたりして手こずる場面もあった。


ところで上記とは別の話だが、1人の若者がフルートを吹いている凄い動画を見つけた。自分はクラシックの奏者だが、こういうのにもとても興味がある。フルーティストとしてマルチでありたいなと、この動画を観ながらつくづく思うのである。
YouTube活用法

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