【曲紹介】6本のフルートのための「影」

湯本洋司が2016年に作曲した、6本のフルートアンサンブル曲ですが、この曲はちょっと配置が変わっています。ステージ上では3本ずつ前後に分かれてセッティングし、前の3人は「メイン」そして後ろの3人は「シャドウ」(=影)の役となります。
この配置は、物に光を当てるとその当て方によって影の大きさや濃淡が大きく変わる、いわば元の物体とその影との様々な変化(時には駆け引き?)の様子を表現しています。

それぞれの配置はスペースの状態によって微調整します。

曲は変則的なロンド形式で、2分の2拍子のリズミカルで対照的な性格の第1・第2主題が展開され、8分の6拍子の第3主題に流れ込んでいきます。
演奏時間は6分。アンサンブルのコンサートやコンテスト等にも採り上げやすい曲となっております。こちらも生演奏による動画をアップしておりますので、是非ご視聴ください。

楽譜について


追加エピソード


この曲は2016年のアマチュア・フルートアンサンブル・コンテストの自由曲として採り上げられ、見事優勝を獲得しました。優勝した皆様、おめでとうございます!

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