チリ・レポート〜いよいよ本公演

昨日まで講習会や合同演奏会等の仕事をしたのは、自分も含めた藝フィル第1陣のメンバーで、全体の約半数程。追ってパリ経由で飛んで来た第2陣、そしてアメリカ:ダラス経由で飛んで来た第3陣が、この合同演奏会終了後についに集結し、翌日の為のリハが行われた。全メンバーが地球を包むようにして日本の裏側に無事に集まった訳である。

今回の本公演はモネダ宮殿から500m程の所にある市立劇場。古き良きヨーロッパ文化の薫り漂う素敵な建物だ。日本ではまず見られない外観&内装である。

そしてプログラムは…
♪ スメタナ:交響詩「モルダウ」
♪ ベートーヴェン:交響曲第7番
♪ ドヴォルザーク:交響曲第8番
♪ カセレス(チリの作曲家):テノールと管弦楽の為の「Las Preguntas」(初演)
♪ 松下功:和太鼓協奏曲「天地饗應」
♪ 松下功:和太鼓協奏曲「飛天遊」
これらを24&25日の2回にばらけて演奏、そして両日共アンコールとして外山雄三:管弦楽の為のラプソディーで締めくくる。

本プロの交響曲の前に演奏された和太鼓協奏曲は、実に迫力満点で、これぞ「和」の極致と言わんばかりにチリのお客さん達を圧倒した感じだ。だがこれの後のそれぞれの交響曲、そしてアンコールももの凄く盛り上がり、最後にはスタンディングオベーションまで頂いた。

お客さんが総立ちで満面の笑みで拍手を送って下さるのを見て、実はちょっと感動してウルっときてしまった。もう長いことこのオケで吹いているので、いろいろ嫌な思いや不甲斐なさを沢山経験してきただけに、こんなに拍手が頂けるなんて…藝フィルはつくづくいいオケに成長したものだと思っている。

因みに和太鼓奏者の林英哲氏はなんともう還暦を悠に超えているそうだ!なのにまるでラオウのような肉体。確かにあらゆる楽器の中で、一番演奏するのにカロリーを消費するからとはいえ、日々のトレーニングも欠かさないそうである。

リズムの切れや力強い響きもさることながら、自分はそのバチが皮に当たるその瞬間の音色がとても綺麗だと感じた。なので至近距離で聴いていても「うるさい」とは感じず、逆にとても心地良いのだ。やはりどんな楽器も基本は「音色」なのである


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