大人の為のグループ・レッスン

5月から6月にかけて、本当に今までにない程のキツいスケジュールが続いたが、それに追い討ちがかかったのがMFLCでの特別プログラム「大人の為のグループレッスン」であった。

5月から毎週水曜日の夜で計8回、つまりドンピシャでこの期間に重なった訳で、快くこの仕事を引き受けた事を実は少しだけ後悔していた。

複数を相手にしたレッスンといえば、中高生を対象とした講習会という形ではちょくちょくやっていた。しかし相手が大人となると、やはり何か“重さ”が違う。

初日は緊張する。何せ初対面の上、それぞれどんなレヴェルか判らない。まずは長い音など吹かせながら、1人ずつそれとなく探っていく。

受講者は5名、幸いそれ程大きな差はなかったので、それならばと各生徒さんにそれぞれレッスン曲を与え、節目節目で簡単な3重奏の楽譜も配布。折角複数が集まっているのだから、アンサンブルの楽しさを経験してもらおうという訳で。

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個人レッスンではヴィヴァルディのフルート協奏曲「ごしきひわ」やハイドンの「セレナーデ」等、アンサンブルではチャイコフスキーの「あし笛の踊り」等を用い、折角立派なスタインウェイがあるので自分で伴奏を弾きながら…

前半の4〜5回は姿勢や呼吸法からヴィブラート辺りまで、基礎的な内容を挟みながら進めて行ったが、後半はもう専ら個別のレッスンとアンサンブルのみ。毎回2人ずつ前に出てもらってレッスンし、他の人が聴講。次に3重奏を1パート1人ずつ割り当てて交代で吹いてもらい、音程やタイミングを合わせたり音量を調節したり…。

いやもう1時間という枠内では、これで目一杯だ。従って毎回あっという間に時間が過ぎる。人数的にもこれでギリギリ。単純計算でいけば、一人あたりたった12分というスケジュールなのだから。その中で如何に有意義なレッスンにできるか、夢中でいろいろやっていて、終わった後は毎回疲れがドッとやって来る。

でも全体の雰囲気はとても良く、そういう意味では今回生徒さんには恵まれたと言える。何といっても皆2ヶ月前と比べて音の響きがグンと増しているのは、この講師を引き受けた甲斐があったというものである。


 

教室にしてみれば、これを機に個人レッスンを継続して欲しいのかも知れないが、それはまた別の話だ。「継続して貰うような指導」なんて自分には解らないし、解ったとしても多分唾棄に値するものであろう。習い事の世界では「ここから先は有料です」みたいなのはあり得ない。


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