ゲーム音楽のレコーディング

自分が20代の頃、任天堂から「ファミリーコンピュータ」が、そしてそれに伴うゲームソフトが各社から次々に発売され、自分も「マリオ」や「ドラクエ」にハマったものだ。

その頃のゲームのBGMといえば、6bitのコンピュータ音で、同時に3声+パーカッションという制約があった。だからよ〜く聴いてみると、メロディーはともかく伴奏部分で和音内の音がちょいちょいへつられていて、上手くやりくりされている。涙ぐましい努力の賜物だったのだ。

その後のゲーム機器の変遷に伴うBGMの質の変化は目覚しいものがある。音楽をコンピュータで作り鳴らすのではなく、生演奏を取り込むようになってから久しい。それだけCPUもメモリも優秀になったということだ。

昨今テレビを観ていて痛感するのは、スマートフォン用のゲームのCMが激増したということだ。その内容もいちいちとても凝っている。そして車内や行列などでは、狂ったようにこれにのめり込んでいる人をよく見かける。一億総スマホゲーム時代の到来か…とにかく相当儲かっているのだろう。

そうこうしているうちに、遂に自分にもそのスマホゲーム用のBGMを都内スタジオにて録音する仕事が回ってきた。

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当然まだ録音したばかりの段階なので、そのゲーム名等は公表できないが、作曲者は「妖怪ウォッチ」シリーズを手掛けた方、そしてそのオーケストラ版の編曲者はジブリ映画で有名なあのH氏である。

今回はその編曲者自らが棒を振っていた。H氏はそのアレンジの素晴らしさもさることながら、こういう時の仕事の進め方が凄くスムースで、実に気分よかった。

何かの戦闘シーンだろうか?緊迫感のある音楽…その後の美しいエンディング的なサウンド、そこここにジブリ映画にも出てくるH氏独特の響きがしていた。

自分は例によってピッコロを担当。テスト録音を聴いてみると、あちこちで自分のハイトーンが響く。このゲーム、できた暁にはこれが聞こえるんだろうなと思うと嬉しいものだが、ま、自分はやらないだろうな。


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