日フィル体験記

久々に他のオケにエキストラに出演してみると、いろいろと面白いものだ。

今回乗ったのは日本フィルハーモニー交響楽団の東京定期演奏会。「東京〜」って事は他の定期もある訳で、どうやら「横浜」ってのもあるらしい。とにかく沢山演奏会をしていかないと食っていけないから、予定表なんか見ると結構な過密スケジュールだ。

それに専用の練習場を持っていないので、リハーサルの会場は日によってあちこち変わる。今回は1日目が和光市の文化センター「サンアゼリア」、2&3日目が杉並公会堂だった。大型楽器・楽譜・掲示板・その他色々なグッズを大型トラックに詰め込んでいちいち移動する訳で、なかなか大変そうである。

本番はサントリーホールにて、6日夜と7日昼の2回。意外とこのホール、舞台裏も楽屋も狭いことこの上ない。先日改装してホール上部のアクリル板が取っ払われて、見た目も響きも大分スッキリしたが、裏側もスッキリとさせて欲しかったものだ。だが、男性楽屋に限って言えば、楽員の人達は明るくて面白い人が多いせいか、賑やかでとにかく実に楽しかった。

さて、今回の指揮者は若くてイケメンのフィンランド人で、この度常任になったそうだが、個人的感想としてはハッキリ言って「×」。まあ自分は今回限りなので別に構わないが。何振っているのか非常に解りづらい棒で、しかも練習が(若いくせに)しつこい。その割に何をどうしたいのか、やりたいことがイマイチ伝わって来ない。

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前プロに自国モノ、シベリウスのマイナーナンバーを2つ持ってきて、メインにマーラーの「大地の歌」というプログラム。シベリウスはともかく、大地の歌はやはり…やっぱり「年季」がモノをいう大曲。上っ面だけでいい演奏をしても、彼にはまだその深みは出せていない。一度死んでからでないと無理だろう(笑)

どちらの公演もほぼ満席の大盛況だった。流石は同オケの営業力である。違うオケだと、当然周りのサウンドも違うから、自分もリハの間にそれを察知し、何とかそれに合わせた吹き方で、淡々と仕事をさせて貰った。楽しかった。

が、そんな訳で色々な意味で釈然としない部分がある。それについてはまた後日(忘れた頃に)触れておこうと思う。


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