オーディオ今昔…干からびたゴムベルト

引き出しの奥からこんな物が出てきた。

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これはLPレコードプレーヤのターンテーブル用のベルトのストックなのである。

しかし我が家にはLPプレーヤはあることはあるが、ベルトの要らないダイレクトドライヴ方式だ。モータからターンテーブルに回転を伝えるベルト式のプレーヤは、もう30年位前にお釈迦になっている。本体は既にないのにベルトだけヒョッコリ出てきたのが、よく見るとこれもボロボロで、既に千切れている。ゴムは使わなくてもこのように劣化する。

現在でもレコード盤に針を下ろし、真空管アンプか何かで古き良き時代の録音を楽しむマニアも多かろう。しかし我が家では流石にその辺の機器はもう使っていない。

 

今この文を打っているパソコンのすぐ真上には、オーディオ機器が幾つか置いてある。0602IMG_0588

左下は何とWカセットデッキだ!オートリヴァース、ダビング可能、ピッチコントロールもできるという優れ物だ。優れ物だが、現在はここに入れるカセットテープが無い。100本以上あったテープは全て音声データに変えてから処分してしまった。あんなにあったその中身が、このUSBスティックメモリ1本に納まってしまったから驚きだ。

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カセットデッキの隣にはCDとMDのWプレーヤがある。流石にCDは今でも聴くがMDは今や年に1度聴くか聴かないか…。CDの方はしかしトレイがイカれてしまい、いちいち手で開け閉めしなければならない。どうしてこのテの機器は先ずトレイから壊れていくのか?

その上にはプリメインアンプ。これも厳密には壊れている。インプット・セレクションが正しく反応しない。ボリウムやラウドネスもどうも鈍い。決定的なのは音が悪く、高音が歪みまくっている。

そんなわけで今最も活躍しているのは、左上のBD(ブルーレイディスク)プレーヤだけだ。

家電量販店なんかに足を運ぶと、今でもマニアックなオーディオルーム等は健在だ。しかし今や音楽はダウンロードし、そしてイヤホンで聴くのが主流の時代。そのイヤホンだって、音質を極めた数万円単位の物が売られている。

まあ、こういう時代だからこそ、生の演奏は貴重で、不滅であることは確信できる。しかし、それを手頃に何時でも何処でもイヤホンで聴けるという鑑賞のスタイルも、このようにもの凄く発達し、その中間に位置していたLP、カセット、MD等はもはや風前の灯火状態だ。

そういう意味でも、先の干からびたゴムベルトなんかは、古き良き1970〜80年代の遺産ともいうべきか。別に嵩張らないので、記念にまた同じ場所にしまっておこうと思う。

この話は面白いので、また後にいろいろ述べてみたい。


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