油の話 その1

キィオイル。
詰まるところ、楽器も機械なので適度に注油の必要がある。
注油しないとキイの動きが鈍くなってくる。ひどい時は指を離しているのにキイが開かない、なんて最悪の事態に陥る。
楽器屋さんに行くと専門のキィオイルが売っている。フルート初心者だった頃、早速マニアックな心持ちで某大手Y社のオイルを買ってみた。
ところが!これを差したところ、逆にキイが動かなくなってしまった。

これ、ホントにキィオイルなんだろうか?と改めて外箱を観察してみたが、やっぱり管楽器専用とある。だがそれにしてもこのオイル、妙に粘り気があるので、素人目に見てもこれじゃダメそうだと判る。外箱からでは判らなかったが、何でこんなのが売り物になるのか解らない。金返せという気分だった。

やはりオイルは粘り気の少ない物がいいなとその時思って、それから約40年。それまでの間、友人や修理屋さん等の話を聞きながら色々なキィオイルを試してみた。

フルートの大手M社のキィオイル…最初はなんていう事なく使っていたが、間もなく使わなくなってそのままに。だがこのオイル、ウチのトイレの「流す」レバーに最適だという事が判明!

モリブデングリース…もう大分昔に亡くなってしまった修理士のDさんに薦められた。これは自動車のエンジンオイルの添加剤である。確かに快調だが、欠点といえば楽器がエンジン臭くなった事。

時計油…現在はこれを使っている。様々な専門メーカーが様々な種類を出しているので、ターゲットは物凄く絞りにくいが、やはり粘度は低いに限る。
以前はT雑貨店にて売っていたのだが、最近はもう置いていないので、通販にて購入。ひと瓶1,000〜1,600円位するが、1回の使用量や頻度の事を思えば安いものである。

ただ、油は酸化する。それに口の広い瓶だと、長く使っているうちにゴミが入って汚れる。なので、やはり適度にオイルも買い換えるのが良さそうだ。自分は最初は「ラウナ#18(16だったかな?)」というのを使い、現在は「ノボスター」というのを試している。今のところ問題無い。

初使用の場合、Dさんは「まず足部管で試してみたら?」と言っていた。なる程、それで問題なかったら胴部管にも差すようにすれば良い訳か。

ところで最近M社が新しいキィオイルを出し、そのサンプルを貰ったのだが…見るからにドロッとしていてしかも蓋に刷毛が付いている。使うにはちょっと勇気がいるので、今度ここの社員の人にどうやって使うのか訊いてみようと思う。

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左からM社の新旧オイル、ラウナ時計油、ノボスター時計油2種類


 

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