「タバコ」でできたホール

昨日、友人のヴァイオリン・デュオコンサートを聴いた。

ヴァイオリニスト姉妹で、お姉さんは桐朋卒、妹さんは芸大卒。ピアノ伴奏なしに2丁だけで、古今東西様々な二重奏を弾き続けるそのヴァイタリティにも感服だが、その1曲1曲の完成度がまたとても高かった。

また、これは”血”なのか、二人の音色や呼吸もぴったりで、目を閉じていると一人で何か特異な技を繰り出しているようにも聞こえた。

元々ヴァイオリンのような弦楽器は、複数の音が同時に出せる楽器。それに意外と音量もある。それが2人になっただけで、その音の広がりは更に倍に広がる。単音しか出ないフルートには太刀打ちできない。羨ましいことだ。

「爆弾低気圧」とやらで、東京も冷たい雨の降りしきる中、会場まで足を運んで本当に良かった。心に残る名演であった。

 


 

ところでこの会場、JTアートホール・アフィニスは、あのJTビル(虎ノ門)の2階にあるが、昨日の難点といえば客席がとても寒かったことだ。折しも昨晩のあの気候、後方に座っていた自分には、出入り口からしんしんと伝わってくる冷え込みに耐えなければならず、ふと周りを見ると他のお客さんもコートを着込んで聴いたりしていた。

ホール全体も、256席というキャパシティにしては妙に縦長過ぎるように見える。照明のせいか、それとも実際に長いのか?響きは良いけれど、視覚的には演奏者が何か遠く、目が疲れた。

そんな訳で演奏は素晴らしかったが、ホールに関しては昨日はあまりいい印象は受けなかった。

20141216

時節柄、ビル内にはこんな綺麗なイルミネーションがなされていたが、この飾りもホールもビル自体も総て、あの人体や社会に対して甚大な被害をもたらす「タバコ」を売りまくったお金でできているのかと思えば、つくづく興ざめである。


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