自分専用の「ハコウマ」

箱馬」という舞台用具がある。

これはまあ、いわば木で作ったただの箱なのだが、この特徴的な名前の由来はともかく、各ホールには必ず大量に備えてある必需品だ。

主な用途は、舞台のひな壇の支えとして、高さ調節の為に重ねて置いたりするのだが、実はその丁度良い大きさから、管楽器奏者用にちょっとした小物を置く台としても重宝されている。

自分もそんな訳で、楽器のケースや掃除用具等の置台として、ちょくちょく使わせてもらっている。

が、…..ある日、ふと思いついた。「自分専用の箱馬が欲しい!」と。

かといってホールの備品を自分用に1つ占有するのは、図々しいにも程がある。

そこで自分で作ってみる事にした。

そして、どうせなら他とひと味違うオンリーワンの箱馬を、という訳で、思い立ったが吉日、早速作ってみた。

20140720a

必要な材料を切り揃える。寸法のデータは“本物”で計ってある。

いつもは安い集成材など使うのだが、今回はちょいと奮発してエゾ松材を使用。

綺麗で軽くて、しかも加工し易い。

20140720b

組み立てる前に、片面だけ塗装を施しておく。

普段は見えない裏面なので、塗り方は割と大雑把。

普段は見えない裏面に何故塗るかは理由がある。

20140720c

内側の作業のために、一面だけ残して組み立てる。接着はボンドとタッピング。

20140720d

その内側の施行がこれ。ローラーキャッチとロック金具の取り付け。

20140720e

かくして側面の一部を開閉式に。ここが他とはひと味違い、マイ箱馬は物入れにもなるのだ。

普段はこの中に楽器立てやPiccolo台等を収納しておく。

前面&後面は透明ニスで艶出しを施す。

20140720f

底面に滑り止めシートを貼付ける。

20140720g

上面にはレザーを貼り、四隅にめくれ防止のピン釘を打込んでおく。

尚「上面」「底面」「前面」「後面」は本来「側面」であり、「側面」は本来「上面」「底面」である。

という訳でホールの箱馬が万が一足らない場合は、勿論これも役立つようにはなっている。

20140720h

名前シールを貼って出来上がり。

早速職場(=G大奏楽堂)に持って行って、使い心地等チェック。

本番での”デビュー”は、今週木曜日(7月24日)の「モーニングコンサート」の予定である。


カテゴリー: オーケストラ, 日常・趣味, 解説 タグ: , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください