イギリスらしさ?

エドワード・エルガー
ギュスターヴ・ホルスト
ベンジャミン・ブリテン
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ
マルコム・アーノルド
「イギリスの作曲家」といわれて、思いつくままにこれだけ出て来た。

が、今回のG大フィルハーモニアの定期「英国の音楽」では、ウィリアム・ウォルトンとフレデリック・ディーリアスの2人の名前が挙げられていた。なる程そういえば聞いたことがある。特にウォルトンはその昔「ベルシャザール王の饗宴」という凄いオラトリオで吹いた事があった。

20140613a

とにかくメインプロであった彼の交響曲第1番は凄まじい曲で、過日の「イサンユン」並のロングブレス・ダイエット効果があった。キツかった。指揮者さえも振った後ハアハアいってた。

さて、このコンサートのタイトルが「英国人の音楽」ではなく「英国の音楽」とあったのは、やはりその音楽に「イギリスらしさ」あるからのようだ。

それは一体何なのか?これについて調べると論文が出来上がってしまいそうなので、ここであまり深く追求しないでおくが、例えば「イギリスらしさ」感じる旋律をよく考えてみると、そのルーツはイギリスの民謡に繋がったりする。

真っ先に思いつくのは「グリーン・スリーブズ」この曲の音列はとても特徴的で、実は最初自分には何調か判らなかった。
あとサイモン&ガーファンクルのカバーした「スカボローフェア」という名曲もある。

このような素朴なイギリス民謡には何か施法みたいな音列があるなと気付いた。
具体的には「ドリア」という教会旋法。もしくは短調のくせに第六音が♭になっていないという言い方?
または「リディア」という教会旋法。もしくは第四音が♯になっている長調?

20140613b

最初に挙げた作曲家の作品にも、確かにそういうのがよく出てくる。例えばホルストの「惑星」とか「バンドとための組曲」とか。

勿論「イギリス人の書く音楽=イギリスっぽい」に固執する必要はないわけだが、たまにそういう曲に遭遇すると、妙に納得する自分がいる単純人間。

 

と言う訳で、今回のウォルトンの交響曲第1番にもそんな感じの旋律が多々出てきた。

ただ、あんなに良くできている曲なのに、個人的には吹き終わった後の印象はあまり良くない。何故だろう?
とっても変な終わり方だから?それとも指揮者曰く「ウォルトンって性格悪い」から?

よく判らない。


カテゴリー: オーケストラ, コンサート, その他研究・考察, 楽譜・譜例 タグ: , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください