続・第2回 白井アンサンブル発表会

ところで、発表会での個人的反省はさておき、生徒さん達の演奏について思ったことを幾つか。
一番強く感じたのは、皆音がとてもよく鳴っていた事。ホールのせい?いやいや、皆さんの吹き方でしょう。

自分が居た後方の調整室は、両端の窓が開閉可能で、撮影の為に開けていた。

MCとして曲と出演者を紹介し、そして演奏を聴きながら時間をチェックしたり、次の曲の紹介の準備をしたり、おにぎりを頬張ったり(笑)

……それにしても皆音が大きくてイイなあ、と思わずその窓から顔を出して確認した位だ。

調整室には(勿論)スピーカがあって、舞台の音が聴けるようになっているが、今回は切っていた(というか、何故か音が出なかった)。従って舞台の生音のみが窓から入って来るが、実にその各演奏は部屋いっぱいに鳴り響いていた。

今回の出演者の半数以上は、既にこれまでの発表会等の出演経験者。奏法に特に問題がなければ、自ずからこのような舞台経験が笛を鳴らす術(すべ)を上達させてくるというところか。

だから初出演の人や、まだちゃんとは鳴らせない人も、今後更に本番を重ねる事によって、須く鳴らせるようになるだろう。

 

さて、今回はアンサンブルの発表会。ではアンサンブルについては?

独りではなく他人と一緒に音楽するのは、楽しいものである。実際、皆楽しそうに吹いていた。

でもその反面、難しさも伴う。 具体的には縦と横の線を揃えていく作業。

縦の線とはつまりタイミング、横の線とはつまり音程と音量の事だが、時折そのラインがずれるのは、ちょっと惜しかった。

タイミングを合わせる為には、皆が同じテンポ感と拍子感を共有する事が基本だが、共有できなかった場合に結構悲惨な結果が生じる。

とはいえ、例えば自分がアレンジした曲でそれが起こったりすると「曲が悪かったかな」と思わず反省してしまうのだが。

何れにせよその共有の為には、テンポのパルスを特に1番奏者が感じる事が重要である。

1番奏者は指揮者、あるいはオケのコンマス的な役割でもあるのだ。 だが何も楽器や身体を動かせという事ではなく、とにかく自分の内でしっかりと感じている事。そしてそれは、自然と他の奏者に伝わって行くものである。

曲の出だしを合わせる為には、その前のブレスのタイミングを合わせるというのもコツであろう。

 

音程と音量については、個人的な調整能力が関わってくるが、その基本は相手の音をよ〜く聴く事であろう。

どうすればメロディーが引き立つか、どうすれば奇麗な和音が奏でられるか、自分の耳で確かめながら吹くと、きっと良くなると思う。

「汝の隣人を愛せよ」ってかwww

 

自分はアンサンブルについて、2つの矛盾した事を生徒さんに言っている。

先ずは「相手の事なんかよりも自分のパートを極めよ」という事。

次に「自分の事なんかよりも相手のパートの事を考えよ」という事。

このようにして更に曲の完成度が増すと、その悦びはデュオの場合2倍、トリオの場合3倍、そしてカルテットの場合は4倍….となって、お客さんにも伝わって行くことであろう。

20140609

というような事をその後の打上げの席で酔っ払って力説していた自分…..(生徒さん撮影)


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