あれから丁度2年。

大学時代の師匠、川崎優先生はもう御歳九十を超えて、今尚ご健在である。

一昨年2012年の春、先生の米寿のお祝いを兼ねたコンサートが浜松であり、自分も喜んで参加させて頂いた(関連記事)。

このコンサートの数日前に、師匠から直々にTel.が。
「君が参加する浜松のフルートオケ、いつも僕が振っているんだけど、僕も歳だし、今後は君に指揮とか任せたいんだけど、どう?」
神奈川在住の師匠は、月イチとはいえ、浜松まで振りに行くのは体力的に辛どいとの事。
自分はもっと遠い埼玉だが、他ならぬ師匠の頼み、二つ返事で承知した。

そして当日。コンサートはその浜松のフルートオケ「ムジカkayabue」に、歴代の門下生有志一同がゴソッと加わる形での演奏。勿論自分もその1人であったが、師匠はコンサート本番にて、今回を以てご自身引退する事を公表し、またオケの後ろの方で吹いていた自分をステージの前面にわざわざ呼び出し、後任者として紹介して下さった。

終演後のレセプションでは、そんな川崎先生の引退を惜しむコメントが多く寄せられていた。「先生、まだお辞めにならないで下さい」的な。
自分もそう思った。まだまだお元気のようだし、「茅笛の会」「ムジカ・フィオーレ」等、歴代のフルートオケを振り続けてきた師匠には大切なLife Workだと思うのだが。
とはいえ、一応後任である自分の前で沢山の方々が「まだ辞めないで」をこうも連発されると、何か複雑な気分でもあった。

当の「ムジカkayabue」の人達はどう思っていたのだろうか?よく解らないが、皆川崎先生の素敵なお人柄に惹かれていた中で、いきなり部外者の自分が来る事に、多少困惑していたのではないか?
とにかくレセプションも終わり、代表の人には自分からも丁重に挨拶し、名刺を渡して「では今後の連絡をお待ちしています」と告げ、翌朝帰京した。

あれから今日で丁度2年経ったが、未だ何の連絡もない。


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