コンパクト・マタイ

毎春、イースターに合わせて銀座教会にて行われている音楽礼拝に参加している。
正確に言えば、その礼拝にて演奏されるバッハの最高傑作「マタイ受難曲」の演奏にフルート奏者として参加している。

 

ご存知のように、この曲はフルで演奏すれば300人規模で、しかも4時間弱かかる大曲であるが、毎年ここで演奏されるのは、合唱もオケも、そして曲自体も縮小した、言わばコンパクトサイズのマタイである。
本来2体ずつ必要な合唱とオーケストラは1体にまとまり、オケ自体もヴァイオリン2、ヴィオラ1、コントラバス1、フルート2、オルガンという小室内楽。でも児童合唱は少人数ながらも、ちゃんと揃っているし、ソリストも「イエス」以外は居る(但し、テノールはエヴァンゲリスト兼任)。
中身は大分カットされながらも、物語の要所要所、そして主要曲はおさえてある。
「マタイ受難曲は大好きだけど、あの長さにはどうも…」という人にはうってつけかも知れない。

 

すぐそばに首都高や幹線道路が通っている大都会の真ん中にある銀座教会。外の喧騒を遮断し、教会独特の美しい響きの礼拝堂にて、厳かにこの曲は演奏される訳だが、なにぶん「礼拝」なので、ただ聴くだけでは済まされず、牧師によるお説教あり、讃美歌の合唱あり、献金ありという行事なのである。
でも、全部通して2時間程度で終わる。

20140409

この仕事も今回で8回目となる。元々自分の高校時代の師匠からの紹介で乗せて頂き、師匠が1番フルート、自分は2番を担当しているが、師匠はご自身の年齢や体調を鑑みて、1番を吹くのは今年限りとしたいと仰っている。
自分としては、まだまだお元気な我がご師匠には、あの美しい58番「愛ゆえに」のソロ等はいつまでも吹き続けて頂きたいところだが、そういう訳で師匠のソロが隣りで聴けるのは今回が最後かも知れない。

受難週音楽礼拝

指揮:草間美也子
司式・聖書朗読:島貫佐地子
説教:伊藤大輔
ソプラノ:五十嵐郁子
アルト:永島陽子
テノール:川瀬幹比虎
ヴァイオリン:江藤久美子/長谷部雅子
ヴィオラ:入交信子
コントラバス:赤池光治
フルート:一木瑛美/湯本洋司
オルガン:大畑有加
合唱:銀座教会聖歌隊/銀座教会ジュニアクワイア
2014年4月13日(日)午後6時開演 銀座教会大礼拝堂

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