日記30年!

20020208SCAN

『今日から昭和51年である。やはり、1年の幸はこの日にあると思う。とにかく10時起床、新年早々演奏会を見聞、クーベリック指揮のバイエルンであった。この日はお年玉を三千円もらった。夜はウィーンフィルを見聞した。』

1976年元旦、こんなわけわからん文章で始まった自分の日記は、ついに今月一杯で満30年を迎える。よく書店等で売られている専門の日記帳ではなく、普通の大学ノートの各ページの左から4cm位の所に縦線を引き、その左側に日付、右側に本文。一日あたり大体4行から10行位。この形を30年間、変えずに続けてきたが、字体は勿論のこと、文体もどんどん変わっているのは、読み返してみると自分でも本当に面白い。

日記を書き始めた時に、自分は既にフルートは習っていた。が、ピアノもソルフェージュも何にも他にはやっていなくて、10代の頃は受験の為に後からこれらを習い始め、せっせとレッスンに通いながらも、受験前の不安な日々が書かれている。

20代には大学卒業、結婚、就職と中身が詰まっていて、30代にはパソコンの購入により、一気に編曲も増えたりする一方、母の病死や子供の誕生もあったので、次第に仕事のことよりも家庭の様子等が書かれるようになった。40代は「不惑」とは裏腹に何となく内容が不安定な気がするが、何はともあれ、これで30年。まあよく続いたと思う。

ところでこんな事があった。1年の終わりに「今年はこんな仕事があったっけ」とその本番のことを記した日を読み返そうとしたら、そんなことは書かれていない。変だな、まさか・・・と思って1年前のその日を見てみたら、そのまさかだった。書かれていた。あれからほぼ2年が経とうとしているのに、今年の出来事だと思い込んでいたのだ。

また、先日ミニクラス会で「あと15年したらオレ達50歳だぜ、ど~する?」なんて会話をしたのを憶えているが、先日とはいってももうあれから8年経っているではないか。

「人生はアッチェレランド」と誰かが言っていた。accelerando=次第に速くという、音楽のテンポ変化を表す伊語だが、その通り人生のテンポがどんどん速くなっているような気がする。子供の頃は1年間が物凄く長~く感じられたのに。

だから、「日記満40年」「50年」なんてタイトルがくるのも、それ程先のことでもないと思う。勿論、今のペースで日記が書き続けられればの話であるが。


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